せせらぎスクール

2013年7月20日

厚別川でのせせらぎスクールは4年目となります。長年講師をしてくださっている(株)野生生物総合研究所の酒井健司先生に、川に入る際の注意事項や生き物の採取のしかたを教えていただいた後、参加した親子が川に入って生き物を探しました。好天に恵まれて気温は高いものの、川辺に生い茂る木々の下を流れる川の水はとても冷たくて慣れるまで身体がひんやりとしました。また、水流が強いところがあるためか、小さな子達は川に長く入っていることが難しいようでした。

写真1

 
 採取した生き物を酒井先生が分類してトレイに入れ、名前と特徴などを説明してくれました。川で見つけた虫は毎年採取するもの(とんぼの幼虫、カワゲラ、カゲロウ、トビケラなど)と大きな変化はありませんでしたが、いつもお目にかかっていたハナカジカやヤマメは見つからず、初めて小さなフクドジョウが数匹見つかりました。上流で川辺の環境変化があったのか、魚を放流した際に一緒に流れてきたのか、今後の生き物の変化を観察していかなければ、その原因はわからないとのことでした。

写真2

 
 採取した生き物についての説明の後、川の上流・中流・下流それぞれの川の流れや形状、川にある石の特徴、生き物のエサとなるものなど、川のしくみについても話していただきました。北海道では、一生を川だけで過ごす純淡水魚は5種類だけで、多くの魚は川と海を行き来するそうです。川を取り巻く環境は、川に住む生き物たちにとってとても重要で、上流の川辺に生えている植物の葉が、上流に住む生き物だけでなく、その下流そして海に住む生き物のエサにもなるそうです。森を育むことが海を育むことになるということを再認識できます。

写真3

 川中の石の表面に生える藻やバクテリアによる川の自浄能力を損なわないように、多様な生き物が棲息しやすい川辺の環境を保つことに加え、水環境に負荷をかけないような生活水の使い方をする人が増えることが大切です。

写真4

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