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「せせらぎ」生産者=(有)南油脂について

小樽市高島の静かな住宅街のはずれに南油脂はあります。
この道30年の南さんは、給食やスーパーの惣菜コーナーなど様々な所から出た廃食油を使い、純石けん分約73%と不純物の少ない良質な石けんを作っています。
この良質な石けんが出来る秘密は「塩析製法」。
廃油を「湯洗い」した後に苛性ソーダを加え混ぜます。この工程で全体量の1/3程の不純物が取り除かれます。

この「塩析製法」を行っている所は全国でもわずかしかありません。
体と環境にやさしい石けんですが、「せせらぎ」は廃食油を利用していることで、二重に環境にやさしいといえます。
北海道の組合員しか買えない貴重なリサイクル石けん「せせらぎ」をぜひ皆さん利用しましょう!!
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「せせらぎ」が出来るまで

季節や天候により1週間~10日かかります!

 

*1工程で2kgのせせらぎが480袋できます

   ドラム缶4本(約800~)の廃油を、お湯と一緒に撹拌して汚れを落とします。数時間おきます。(温度は95℃位)
 角丸四角形: 2.けん化




上澄みのキレイな油のみを大きな釜に移し、加熱しながら苛性ソーダ溶液(ドラム缶3本の水に苛性ソーダ25kg3.5袋を溶いたもの)を加えて混ぜます。3~4時間撹拌し、中の様子を伺いながら苛性ソーダを加えます。機械を止めて1日寝かせます。翌日、底にたまった不純物を取り除きます。
そして再び加熱しながら3~4時間撹拌してけん化を促し、仕上げに少し濃いめの苛性ソーダを加え、けん化状態を確認して加熱を止めます。(93度位)さらに1日おきます。
角丸四角形: 3.さらに混ぜる

その翌日、底にたまった不純物をまた取り除き、小さい釜に移してさらに混ぜて水分を飛ばし炭酸塩を加え混ぜます。

角丸四角形: 4.乾燥
角丸四角形: 5.粉にする
角丸四角形: 6.袋詰め 
 

バットに入れ、乾燥させます。
乾くまで1日~数日 

ハンマーで砕いて粉砕機へ。
これもまた結構な重労働!

南さん夫妻が一袋ずつ計量して
袋詰めして出来上がり。
南さん、ありがとうございます!

   
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