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かんじきウォーキング 早春のフィービラの森を探検!
始めに、石けん運動委員会 理事の山崎栄子さんが「今回 のフォーラムは、北海道の生 活クラブが受け入れ団体とな り、08年から準備を進めてき ました。シャボン玉フォーラ ムを大いに盛り上げ、全国の 仲間を迎えましょう」と挨拶。 続いて、脱原発やリサイク ル運動を出発点に、環境・経済・ 平和など様々なNGO活動に 関わっている、未来バンク事 業組合理事長の田中優さんが 「誰かの水を奪わない方法」と 題した講演を行ないました。 ●利用拡大に向けた 活動成果を発表 08年度は、各支部でも活発 にシャボン玉フォーラムに向 けた取り組みが行なわれ、プ レ集会では、2支部が代表し て活動の成果を発表しました。 厚別支部運営委員長の藤森 祐子さんは、「支部では特に、 せせらぎの利用結集に力を入 れ、毎月の運営委員会で利用 動向を追いました。出前講座 や南油脂の見学、使っていな い人にサンプルプレゼントを 実施するなど、利用拡大につ ながる活動に取り組み、常に 石けんの良さを語っていくこ とが大切だと思いました」と 報告をしました。 小樽支部運営委員長の三ッ 江真理子さんは、組合員の子 どもの協力を得て実施した学 校の手洗い洗浄剤調査の結果 を基に、小樽市に働きかけた ことを発表。「石けん使用につ いて市から積極的な回答を得 ることができましたが、今後、 行政をどう巻き込んでいくか が課題です。また、小樽は泊 原発に一番近い支部。水環境 を守る視点から、プルサーマ ル計画の問題を考える講演会 を行ないました。生活クラブ がめざす環境にやさしい選択 を、全国に発信できる支部に していきたい」と語りました。 ●開催地は札幌 みんなで参加しよう! 最後に実行委員長の小沢順 子理事が「フォーラムのテー マは『大地をめぐる水 未来 へつなぐ私たちの選択』です。 次世代に安心して暮らせる社 会を残そうという活動をもっ と深め、広めていくために、 積極的に参加しましょう」と 呼びかけました
実は、日本は世界でも稀なくら い水の少ない国です。しかし水に困 らないのは、何度もリサイクルを しているから。合成洗剤を使うと 水は再利用できなくなります。大切な水を何度も使うために、何が できるかを考えることが必要です。 水の消費量はこの40年間減って いるにもかかわらず、国は、消費 が増加しているからダムが必要だ と、無駄にお金を使って造り続け ています。それは、ダムは水よりも お金を貯めるものだから。企業な どの利権目的になっているのです。 僕は、ダムより木を植えること が解決策のひとつになると考えま す。例えば森林は、降った雨を一 日プールするという能力がありま す。成長するのに時間がかかりま すが、苗木を植えた人たちは次の 世代の人のために植えているので あって、自分の利益のためではな い。人々はそうやって未来を思っ て暮らしてきました。今さえよけ ればよいという醜い生き方、これ を変えていくことが大事です。 「未来を奪う」という点で、環 境問題と財政問題は同じであると いえます。ダム・河口堰・原子力 発電所・空港・高速道路などを造 るための資金源は、郵便貯金、簡 易保険、年金です。皆さんの貯 金がこういうものに使われ、自然 を壊している。私たちがお金をど こで稼ぎ、どこに使うか、そして どこに預けるかによって未来は決 まっていくんです。 例えば物を買うときに、同じ物 なら生協から買う、地元の物を買 う。そして貯金をするなら、労働 金庫・NPOバンクなどに預ける、 というように自分たちの社会を作 るというのは、自分たちの中でお 金を使い、資金を回すことです。 北海道には地域興しの資源とな る水・雪・氷があります。これを 生かしていくために、水を汚さな いことが大切なのです。人に伝え る時には、石けんじゃなければな らないではなく、資源を守るため に石けんを使おう、と言った方が 伝わりやすいですね。私たちの望 む社会をつくるきっかけとして、 「水」の問題を考えていってほしい と思います。 ![]()
東 「みんなで伝えていこう! みんなでゆたかになろう!」
北 「組合員みんなで助けあい 委員を支えていきましょう!」
西 「人に出会おう!」
恵庭 「支部活動を通して 人の輪を広げよう!」
小樽 「組合員同士、顔の見える関係を 大切にしていきます」
北広島 「自分の言葉で生活クラブを語り、 仲間づくりをしていきましょう!」
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2009年度の生活クラブ福祉基金助成団体の選考が、福祉基金運用委員会で 行なわれました。審査の結果、12団体に総額95万円が助成されます。 2004年春に、第一回の助 成を行なってから5年経過しま した。今年度の募集にむけて、 地域に根付いた活動をしている 福祉団体を、更に応援できる 形にしたいと考え、過去の助成 団体にアンケートを行ないまし た。「継続して助成してほしい」 「助成金額はこのままでいい」 の声が多く寄せられ、それらを 参考に応募要項を改定し、 ・過去の助成から3年以上経過した団体の再応募 ・その他、福祉基金運用委員会の認めたもの の2点を助成対象に加えました。 今回の募集には、ボランティ アグループ、当事者の任意団 体、NPO法人、ワーカーズ・ コレクティブなど36団体から応 募があり、活動、事業内容も 高齢者・障がい者・子育て支援 と多方面にわたっています。それぞれの団体の申請内容と併 せて、パンフレットや会報、事 業計画書も参考に助成先を決 定しました。 また、09年度の福祉基金を拠 出する生活クラブの事業およ び活動として、子育て支援親 子ひろば「ほっとたいむ」と「介護教室」「いきいきライフ講座」 を開催します。ほっとたいむは 開始以来、子育て支援ワーカーズをリーダーに、組合員サポー ターが地域に親子でほっとでき る場を提供してきました。この メンバーが子育て支援ワーカー ズを立ち上げ、4月から新サ ポーターと一緒にひろば運営を 担っていきます。 「生活クラブの助成は温かい ね」と外部の運用委員に言われ ます。助成した後も、チュプや 報告集会で活動の紹介をしてい るからです。前述のアンケートにも、自分たちの事を広く知らせ ることが出来て良かったとありました。税収の減少による福祉予算の削減だけでなく、超高齢 社会を迎えて今後も公的福祉に 期待は持てません。しかも、画一 的な行政の福祉だけで安心して 暮らしていけるのでしょうか。 住み慣れたまちで生活していくためには、きめ細やかで多様 な支えが必要です。市民による福祉の取り組みがさらに地域で 展開できるよう、福祉基金の輪 を広げていきましょう。 福祉担当理事/小沢順子 2009年度 福祉基金助成先団体
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23回目の4・26チエルノブ イリデー市民集会は、「いらな い原発! 止めようプルサー マル!」。泊原発におけるプ ルサーマル問題が、08年同様 引き続き重要な問題であるこ とから、同じテーマで行ない ます。 3月3日の道議会におい て、高橋知事はプルサーマル 計画の受け入れを表明しました。北電が当初予定していた 2010年の稼動は現実的に は困難で、早くても11年の1月稼動となる見込みです。 この「プルサーマル計画」は、 青森県六ヶ所村の再処理工場 が稼動しない限り、計画の推進は有り得ません。再処理工場では、ガラス固化体製造過程等において様々な事故が相次ぎ、ストップしたまま全く 稼動の見通しがついていません。 生活クラブは他の市民団体 とも連携を深め、知事に対し 計画の受け入れ撤回、最終的 には計画の中止へ追い込んで いくために、今後も粘り強い 活動を推進していく予定です。 そして、プルサーマル問題 と連動して幌延の深地層研究 センターには次のような問題 があります。 ・核廃棄物の処分地が決まっ ていない状況下では最終処 分場になる恐れがある。 ・活断層予備軍が多数存在する日本で、地震の影響を受 けない安定した地層を探すことは不可能である。 さらに隣接地に二つ目の高 レベル放射性廃棄物最終処分場PR施設が一方的に着工さ れたという事実もあります。 六ヶ所再処理工場問題と併せて、これら全てが生活クラブ の真髄である「食の安全」を 揺るがすばかりでなく、生命 の尊厳という観点から言っても断じて認めることはできま せん。 4月26日のチェルノブイリ デー市民集会にぜひ参加して、 原発をめぐる様々な問題の共通認識を深め、そしてこの危 険なプルサーマル計画を中止 に追い込んでいくために、一人 ひとりが声を上げ、今、自分 ができる行動を実践に移して いきましょう! 今年の記念講演会は、99年 9月30日に茨城県JCO東海 事業所で起きた日本初の 「臨 海事故」 で、高線量被曝した 3名の患者に、当時日本の最新医療の治療を施し、指導的 役割を担った医師の前川和彦 さんを招き、「わが国の緊急被 ばく医療体制について」 と題 して話をしていただきます。 ぜひ、組合員同士声をかけ 合い、お友だちを誘って、チェ ルノブイリデー市民集会およ び記念講演会に参加してくだ さい。会場に集まった多くの人 たちと共に、「いらない原発! 止めようプルサーマルー」の 志を集結させましょう。 脱原発・市民エネルギー委員会 担当理事/小林明美
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