機関紙2010・1月・NO.324
    
INDEX
●ピッキング袋のリサイクルを始めます!
●支部活動を紹介します!
●新しい年を迎え生活クラブの生産者として思うこと
●09年度生活クラブ福祉基金いきいきライフ講演会
●情報BOX


お年玉プレゼント付き!クロスワードクイズ

 ②
     ③
 ④
   ⑤
       ⑥
       
 ⑦
   ⑧
       ⑨
 
   
 
     ⑪
   
 ⑫
 ⑬
         ⑭
 ⑮
           ⑯
   
 ⑰
             
 トラしてみてね
クロスワードを解き、の中の文字を組み合わせると、ある言葉になります。
【答え】
 
                     は情報満載!
●正解者の中から5名の方に「消費材福袋」をプレゼント。
●締切り   1月30日(土)必着
●応募方法
 クイズの答えと支部名、班か戸配、氏名、電話番号、本誌への意見や感想そ記入し、FAXまたは業務便でご応募ください。
●あて先 本部広報委員会  川瀬まで FAX (011)665-2325
●クイズの答えと当選者はチュプ2月号で発表します。
ヨコのカギ
①中国地方を制した戦国大名、○○○元就。
③小樽から積丹半島にかけて生息している猛禽類。
⑥日本ハムファイターズの○○○といえば、小谷野栄一選手。
⑦遺伝子組み換え作物の種の世界シェア90%を占める 多国籍バイオメーカー、○○○○○社。
⑨わかさぎに似た○○は、海水域のみ 生息できます。
⑩将棋の駒や櫛の材料になる常緑樹 。
⑪手袋を、関東は「する」、北海道と沖縄は「○○」。
⑫○○○○○袋のリサイクルは、資源循環型の生活クラブ オリジナルのしくみです。
⑭船を進ませる道具。
⑯生活クラブの納豆は江部乙産スズマルという名の○○○を使っています。
⑰生活クラブの子育て支援事業の子育てひろば。

タテのカギ
②広島に投下された原子爆弾には○○○、長崎はプルトニウムを 用いていますが、どちらも原子力発電に使われています。
③僧侶や聖杯を表すとも言われているトランプの絵柄。
④日本でも親しまれているイングランド民謡、埴生の○○ 。
⑤『ブレイブストーリー』、『模倣犯』を書いた人気○○○といえば、 宮部みゆき。
⑥生活クラブの豚肉は、平田牧場○○○○○○ 。
⑦門の扉のこと。
⑧ツツジよりひと月遅く、旧暦の5月ごろに咲く花。
⑨4月、7月、10月、1月に開催。
⑬木のまち○○○町。
⑮ハタハタ、鰊、鮭を使って冬季に作る北海道の郷土料理。
⑯サンル、平取、当別、○○は本当に必要?
  
     
  ピッキング袋のリサイクルを始めます! 
   
            ~広がるグリーンシステム~
    07~09年、環境委員会ではピッキング袋の再使用(リユース)・再利用(リサイクル)の可能性を様々な視点から探ってきました。2010年、地域の中でまわるシステムが整い、5月からピッキング袋のリサイクルが始まります。資源循環型社会実現に向けた新たな取り組みがスタートします。
                             環境委員会担当理事 山﨑 栄子
 

 「消費材の入ってくる袋、どうにかなりませんか?」。組合員のこの言葉から環境委員会のピッキング袋(以下P袋)回収へ向けた調査・検討が始まりました。
 06年11月、道外の生活クラ ブではP袋のリサイクルを行 なっていると知り、さっそく茨城県にある㈱岩井化成を、委員と事務局の3人で訪問しました。生活クラブと出会い、始めたリサイクル事業。再生から 製品づくりまで一貫して行なっているのは、国内でここだけとのことでした。社長の清水さん の「資源を循環できるリサイクルが、全国の各地域に広がることが夢です」との熱い言葉に、北海道でもP袋のリサイクルを実現したいと強く思いました。帰りの車の中では、中島みゆきの曲「地上の星」が頭の中に浮かび、まさにプロジェクトXの世界でした。

●リユースの可能性を探る
  07年、ところが、環境委員会では「リサイクルよりも、まずは使わない方法か、リユースの方法を探るべき」との意見が 出て、リサイクルは最後の手段として、置いておくことになりました。デリバリーセンターヘ行き、P袋の実態調査(材質、 重さ、価格、使用量など)と組み込み作業の見学・P袋を作っている極東高分子㈱を訪ね、リユースまたはリサイクルの可能性について話し合いました。 その後、委員会の中で、一人ひとり箱配達や繰り返し使う袋など、アイディアを出し検討しました。しかしシステムがP袋を使うことを前提に成り立っているため、必ず壁にぶつかってしまいます。やはり、後はリサイクルしかないと「P袋からP袋へ」の検討が始まりました。

●地域の中でまわる リサイクルを!
 08年、再生業者の情報を求め、道庁へも行ってみました。しかし、使用したP袋を資源としてリサイクルしたいという考えが伝わらず、はがゆい思いで帰ってきました。その後、㈱サトウ包装資材の紹介で、江別の北海樹脂興業㈱に出会いました。「プラスチックの袋も大切な資源です。原料として買い取り、再生原料にします」との心強い言葉に、暗いトンネルからひとすじの光が見えたようでした。
 次はP袋を作るところです。極東高分子㈱とは、試作品を作るところまでいきましたが、リサイクルは機械への影響もあり、ことわられました。

●資源循環型社会をめざして  
 09年、北海樹脂興業㈱の紹介で、北区にあるサツキプラス工業㈱と出会いました。これまで実績のないことなので 簡単に引き受けてはくれず、何度も訪問し「あきらめてなかったのですね」と言われながらも、私たちのねばり勝ち。 やっと、リサイクルの輪がつながりました。
 無限ではない石油を使うからには、リサイクルをして大切に使っていく責任が私たち にはあると思います。現状のリサイクルは、本来の回るリサイクルにはなっていません。 新たにスタートする「P袋からP袋へ」 のリサイクルは、資源循環型の生活クラブオリジナルのしくみです。生活ク ラブだからできる取り組みを、組合員みんなで進め、社会に発信していきましょう。

ピッキング袋の返し方       回収するのは新ピッキング袋 (2月から切り替わります)





     
    元気な 楽しい おいしい 支部活動を紹介します!
                       
 
    寒さが厳しい季節になりました。でも支部のイベント 会場は、発見や感動で熱気が溢れています!次はど んな企画か出てくるでしょうか。今度はあなたも体験 してみませんか?!

石けんのお悩み 解決!                       東支部石けん運動委員長 伊藤恵理
 今年度、地区イベントのテーマとして2地区が石けんを取り上げ、事前アンケートや廃食油 を使った石けん作りの体験を行なうなど積極的に活動し、石けん運動を盛り上げていました。 機関紙でも便利アイテムとして情報を連続で紹介し好評です。それらの活動を通して、2地区 に留まらず支部として、石けんを気軽に体験してもらおう!使われずに眠っている(かもしれ ない)せせらぎ・洗剤類を利用してもらおう!年末の大掃除に役立ててもらおうと「石けんお 悩み相談タイム♪」を11月12日、第3センターにて開催しました。
 
マジックで幼児が書いた落書き  せせらぎで拭くと元の状態に
 石けんを使うことは環境を考える第一歩。人と環境にやさしい生活を送る輪を広げるため、 石けんに関して因っていることや、合成洗剤との違い、生活クラブが石けんを薦める理由、 石けん・重曹・クエン酸などの使いこなし方などを皆で楽しく話し合いました。参加組合員 は12名で、入ったばかりの人や長年石けんを愛用している人とさまざま。バスフイズ作りで 緊張もほぐれ和んだところで、「何度洗っても洗濯機から出る大量のピロビロワカメで困っています」「追い炊き用穴からの湯垢には?」といった悩みや石けんとのつきあい方を熱く語リ 合いました。手作リキット「こねこね 石けん」も好評でした。子どもが壁に マジックで落書きするハブニングにも 慌てず、せせらぎで作ったトロトロ石 けんで拭くと見事キレイになり、「オ オーッ」とテレビショッビングのよう な声が上がリました。換気扇の油汚れ もトロトロ石けんと重曹でピカピカになり、これまで石けんを愛用していた人も重曹の力に驚 いていました。昼食後には食器の“ためふり洗い”を実践し、つけ置きしておいた靴も白くなり、 改めて石けんの良さを皆さんに感じてもらえました。
 
 


支部まつり たくさんの来場者で大賑わい!         釧路支部とびっ霧まつり実行委員 吾妻理恵
 
 年に1度の釧路支部まつ りを拡大の機会にと釧路 センターを飛び出し、会場 をコミュニティーセンター 「コアかがやき」に移した 「第12回とびっ霧まつり」 は11月29日、盛況のう ちに終了しました。
 テーマは「食べよう、語 ろう、生活クラブー私たち にできること」。たくさん の組合員にいろいろな形で参加してもらい、組合員活動を感じて欲しいと願っ て、フリーマーケットなど組合員による出店や、生産者である平田牧場の豚肉 講習会を目玉企画としました。まさに、この二つを目当てに300名ほどの来 場者がありました。カプラ、木のおもちゃ、読み聞かせ、縁日などの子どもコー ナーやワーカーズ「さらん」の食事コーナーも、最後の抽選会まで家族連れで賑わいました。
 今回の「とびっ霧まつり」が、これからの支部活動をみんなで支えていくきっ かけとなれたらと感じています。



 

おもちゃフォーラムにあわせて拡大イベントを開催             南支部運営委員 宮岡美香
 
とんぼの会副会長の高谷正志さん
(写真左)
  11月29日、ワーカーズ主催のおもちゃフォーラムが南区民ホールで開催 され、支部ではその隣にある料理室で、 生活クラブを紹介する拡大イベントを行ないました。
 
 豚ひき肉ダイレクト焼き・ウインナー・ ホットケーキなど消費材の試食や、市販品との食べ比べ、石けんのアピールをしました。また、とんぼの会副会長の高谷さんがとんぼのゆめの米袋を前に、米作りについてたくさんの話をしてくれました。「生活クラブのみなさんの顔を思い浮かべながら、できるかぎり農薬を減らし、さらに美味しい米になるよう一生懸命作っています」。 高谷さん の言葉は、来場した人たちだけでなく、運営委員の心にも響いてきました。
 当日は30組の家族が料理室に来場し、 ゆったりとくつろいでくれたので、丁寧に 時間をかけて生活クラブを伝えることがで きました。当日加入は1件!さて、あと何件加入になるか楽しみです。
 
 

料理会で玄米のおいしさを再発見!                  中央支部運営委員 田形真智子
 
 「消費材を使ってマク ロビオティック料理会」を11月29日、エルプ ラザで開催しました。玄米の品種がななつぼしに 替わったのを受けて、生活クラブ米の安全性、おいしい玄米の炊き方や消 費材の紹介を企画しました。この日のメニューは、 高野豆腐フライ、あらめ のサラダ等です。
 講師はマクロビオティックアドバイザーで北斗支部の組合員おおたきひろこさん。「穀物、旬菜、海藻など、その土地や季節に採れるものを皮をむかずに丸ごといただくのが基本ですが、むずかしくとらえず、楽しんで」のお話通 りに、22人の参加者が各テーブルに分かれ、楽しく、時には真剣に調理しました。 参加者からは「玄米がおいしかった。来月注文したい」「今日初めて知った消費 材もあった」「いつもと違う消費材を知るチャンスの場となった」との感想がありました。おなかも心も温まる食事に、皆さんの笑顔が見られました。



 

集う楽しさをおもてなし料理で                      白石支部運営委員長 柿崎淑子
 おもてなしの機会が多 い季節に合わせ「身近な 食材を使っておもてなし 料理を作っちゃおう!」 と題し、料理教室を企画 しました。生活クラブの 身近な食材として思いつ いたのは、主要5品目で ある米・牛乳・鶏卵・豚肉・鶏肉です。それらを使ったお料浬とテーブル コーディネートを、食の ワ一カーズ「かまら~ど」 のフードコーディネーターから学ぶ企画です。料理教室は、11月18日地区館ゆうゆう館(参加組合員15名)で行いました。「びっくり中華おこわ」や「ガイヤー ン(タイ風鶏肉のつけ込み焼き)」など、興味を引くメニューにワクワワドキドキしながら始まった料理教室。初めて会った組合員同士がアッという間にとけ込 み和やかな雰囲気の中、共に協力しながら作ることが出来ました。今回は、参加 者それぞれが“集う”ことの楽しさを実感出来たと思います。もちろん作った料理はどれも美味しく大満足&大成功でした。
 委員が少なくイベント開催も減ってきていますが、元気な支部であるためには、 常に“集う場”が必要です。そのためにも料理教室は今後も企画していきたいです。                                  





   新しい年を迎え   生活クラブの生産者として思うこと
        
                 生活クラブ共生会 会長 ㈱NSニツセイ 高橋晃一



2005年より、生活クラブ 共生会会長を務める
安心して暮らせる 社会の実現を
  新年明けましておめでとうございます。組合員の皆様に於かれましては、 希望ある新年をお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。
 昨年は、長らく続いた自公の連立政権もついに終焉を迎え、替わって民主党 を主軸とする連立政権が誕生しました。現政権には、国民が安心して暮らせる 政治を一日も早く実現してほしいものと切望してやみません。
 今、国内経済は一向に上向きにはならず、「景気の二番底」の心配の声さえ あります。大手スーパー等の安売り合戦が起こり、生産者側の考えや声は無視されることが多くなってきています。このことは、ただ売る側の利益だけを考 えている行為です。お互いの立場を理解 し、納得の出来る関係がほしいものと思います。
 また、地球環境の変化、とくに温暖化の影響が危惧されます。昨年は春か らの天候不順や長雨で、最終的には冷夏となり、農業生産に悪影響を及ぼし ました。漁業面でも、近年比較的安定していた帆立漁は海洋環境の変化なのでしょうか、貝に「ザラボヤ」の付着する被害が発生。また、過去に縁のなかっ た「エチゼンクラゲ」が道東まで来遊し、多大な漁業被害を被るなど、一次産業の 多い北海道は残念な状況となりました。

「 安全・健康・環境」の生活クラブ原則
  さて、40年余り前に東京都世田谷区で牛乳の共同購入を始めた生活クラブ が、利用・消費するものを商品と呼ばず、「消費材」とネーミングしました。消費 材とは「商い目的のものでなく、消費使用するための材であること」。今年こそいままで以上に安心・安全な生活をと考えるとき、この言葉の意味をもう一度、 しっかり見つめ直すことが非常に大事であると考えています。
 組合員の皆さんと話し合い、私ども共生会会員が消費材を作り、それを組合員が消費する。この生産から消費活動までの行為が運動そのものであり、そのことを伝えていくことが真の生活クラブ運動と考えています。 「安全・健康・環境」の生活クラブ原則を、40年以上も前から「変えず、ぶ れず」に言い伝え、みんなで苦労しながら頑張った結果、現在29単協、組合員 約32万人のグループとなりました。
 生活クラブ原則の序文に「私たちの消費活動が、将来世代の生存可能性を侵 害してはならない」とあります。この精神の下、13年前に生活クラブが提携生産者と共に作った「自主管理監査制度」があります。共生会会員もこの制度 を更に勉強し続けていきたいと考えます。
  特に今年は、共生会会員は組合員の皆さんと共に、生活クラブ組合員の仲 間を増やす運動に協力して参りたいと考えています。ご指導の程、よろしく お願い申し上げます。

「生活クラブ共生会は、北海道に所在する提携生産者57団体で構成する組織です。生活クラブ運動の推進と、会員相互の交流を目的に、2000年に設立しました。わくわくまつり・試食会などで消費材をアピールするほか、生産現場の見学会や学習会を実施し、情報を共有する活動も行なっています。 
 
09年7月に小樽・古平方面の生産者を訪ねた見学会。 田中酒造㈱を見学






      09年度 生活クラブ福祉基金いきいきライフ講演会 伊達ウェルシーランド構想       
          高齢者を対象としたまちづくり
        
  いきいきライフ講演会が11月17日、佐藤水産文化ホールで開催されました。始めに福祉の町として知られる伊達市  の市長、菊谷秀吉さんの講演があり、続いて福祉基金助成 団体の活動報告、福祉事業活動報告が行われました。  
伊達市街

 伊達市長 菊谷秀吉さん

 伊達は山と海のある美しい町です。温暖な気候のため、以前から移住者の多い町として知られ ていますが、他の町と同様に、逼迫した財政と少子高齢化に対応する、新たなまちづくりを進めて いく必要がありました。
 私は、町議会議員から町長選に出馬し、平成11年に当選することができました。そして町長としていろいろな会合lこ呼ばれるたぴに、町にはお金がないということを言い続けてきました。

「人の誘致」で活性化
 今から11年前、ある会合に呼ばれた時のことです。住民から「金のないのは分かった。でも小さいことでもいいから何か夢を持たせてくれ」と言われました。なかなかアイディアが浮かばない中で、ふと思いついたのが 「人の誘致」です。田舎にあって都会にないのは豊かな環境、都会にあって田舎にないのは文化。そして高齢者には時間がたっぷりとある。そういう高齢者に移住してもらえるようなまちづ<りを、環境と文化をキーワードに推進していこうと官民協働の協議会を立ち上げました。
 現在、まちの人口は約37万人、65歳以上の人口が全体の29%を占めています。特に注目してほしいのは、世帯数が昭和55年から平成17年までに約37%増加していること。これは一人暮し、二人暮しがものすごく増えているということです。
 町を視察に来た人には、医療費のかかる高齢者を集めてどうするんだと言われます。確かにその通りです。しかし、こうした高い伊達の高齢化率をプラスの発想に転換し、人口減少を食い止めることが町の活性になると考えたのです。

伊達版安心ハウスと 乗り合いタクシーの運行

 高齢者に安心して暮らしてもらうために、食事サービスや緊急通報サービスなどの生活サポートを備えた賃貸型の集合住宅を、民間主導でつくりました。
 それから、乗り合いタクシーも導入しました。外出の機会を増やし、お年寄りに元気でいてもらうことが医療費や介護保険の負担軽減につながるからです。
 伊達は中心街以外、交通の便の非常に悪い所です。山側に住んでいる人は、国道沿いのバス停まで3キロもあ り、病院や買い物に行くにも不便を強いられています。 また、ひと月に1回しか買い物に行けないという家もあり、 これは切実な問題でした。いろいろ考えた末に、平成14 年から約2年間会員予約制の乗り合いタクシーの実証実験をやりました。料金は通常の2分の1から3分の1で、 ドアtoドアの移送サービスです。当初は、安売りタクシー になるとの異論もありましたが、利用者が増え、採算が取れるようになり、運転手のサービス向上にもつながりました。
 まだまだ、料金や運行時間、予約システムなど改善すべき課題ほありますが、今後かなり伸びるだろうと予測しています。

みんなが  夢や希望の持てる町に
 私がー番取り組みたいのは、低所得層へのケアーです。 今、生活保護世帯が増加しており、受給者は病気の方が 非常に多い。医療のあり方も含め、こうした方々の暮し の仕組みを考えていかないと、根本的な財政問題は解決 しません。
 また、高齢者の健康診断受診率が低いのも大きな課題です。市の高齢者行事に参加するのは元気な人。家に引 きこもっている人は会話もなく、それが病気になってし まう最大の原因だと思うのです。
 人は、幾つになっても生きる希望がなくてはいけない と思います。夢も希望もない人は健康診断など受ける気になれませんから、行く気にさせることが大切ですが、こ れは行政の手に負えることではありません。 「ウェルシーランド」とは豊かな地域という意味です。 心の豊かさが得られ、みんなが元気になる仕組みを、い ろいろな人の力を借りて作っていきたいと、いつも願って います。


 
   情報BOX

石けんビギナーさんいらっしゃ~い♪
附柴彩子さんの講演&09年度石けん運動委員会報告
日 時 2月3日(水)10:00~12:00
会 場 札幌エルプラザ 環境研修室
       (札幌市北区北8西3)
参加費無料 託児あり

牛乳交流会
「ぎゅぎゅっと牛乳で元気になろう!」

日 時 3月3日(水)10:00~13:15
会 場 札幌エルプラザ 4F 大研修室
     (札幌市北区北8西3)

報告
「チュプ」モニター会議を開催
11月30日、09年度 モニター会議を本部会議室で行いました。参加したモニターからは「時遊帖が楽しみ」「字が多い と読みたくないが、読ん でみるとおもしろい」な どの感想の他、さまざまな企画のアイディアが出され、今後 のチュプに生かせる活発な意見交流をすることができました。

報告
北海道グリーンファンド
設立10周年記念シンポジウム

 生活クラブが母体となって設立した北海道グリーンファンド。 10周年を迎えた12月12日に、「CO2の25%削減と自然エネ ルギー社会への道筋」と題した記念集会を開催しました。環境・ 経済・行政など、各界の専門家を迎えて行なわれた公開討論会では、CO2の削減に何が必要か、また自然エネルギーの買取制度の課題と対策等について活発な論議が交わされました。     
道議会で採択!
     「食品表示制度の請願」国会へ

 生活クラブでは、消費者が知る権利に基づいて、買う、 買わないを決めることができる社会を目指しています。
 加工食品の原料原産地表示や、遺伝子組み換え食品などの表示制度を抜本的に変えるため、「食品表示制度の抜本改正について国への意見書提出を求める 請願」を道議会へ提出しました。その後12月10日、 道議会本会議において全会派一致で採択され、今後、 道議会として国に意見書が提出される運びとなりまし た。これは全国署名運動として、生活クラブ各単協や 消費者団体が、「食料の自給力向上と食の安全・安心 の回復に向けた食品表示制度の抜本改正」について、 国会請願と地方議会への意見書提出を求め、請願・陳情活動を進めているものです。
 生活クラブ全体で集まった218,055筆(12/8現在) の署名は連合会がまとめ、1月の通常国会へ提出を予定しています。「素性の確かなものを食べたい」と願う 多くの消費者の声が、どのように審議されるのか注目 しましょう。




   福祉基金賛同者状況 (12月11日現在)
     2236名(53名増)
2010年度生活クラブ福祉基金の助成団体を募集しています。詳しくは本部までお問い合わせください。

問合せ/生活クラブ本部  TEL 011-665-1717


        組合員でつなぐリレーエッセイ     時遊帖 じゆうちょう

 絵本が好きになった最初の出会いは、小学時代のピアノ教室にあった「ちいさいおうち」。 バージニア・リー・パートンの優しいタッチ の絵と、石井桃子さんのリズムある翻訳で広 がる世界は、季節の移り変わりの中で変わらずそこに居続ける安心感と、自然の美しさや 喜びが表現されていて、何度も何度も読み返 しました。
 ピアノ教室で自分の順番までの待ち時間 に、他の本も多分たくさん読んだのだろうけ ど、この本がとても印象に残っているのは、 自然いっぱいの田舎町で育った自分の暮らし と重ね合わせていたからでしょうか。
 時代は移り変わり、この絵本で描かれてい るような平和的な家族の営みや、規則正しく 回ってくる四季までもが大きく変化している 現代ですが、より大きな視点で見ると、すべ ては進化発展しているのでしょうから、時の 流れと共に必要な大きな転換期を迎えている のだろうと感じます。
 家族のつながり、友人とのつながりを大切に して、この美しい地球に生きる喜びを感じなが ら、新しい年も過ごす事が出来たらと思います。そのためにも、自分の一番大切な人のよう に、この地球を守り続けていく責任を感じます。 一人の力は小さいのですが、そんな思いが集まれば、世界は瞬間にも変わるのでしょうから。
                                          手稲支部/佐藤 千賀子