生活クラブ北海道機関紙

2012  NO.354

    
INDEX
●子育てサポーター養成講座 講演会 一人ひとりに寄り添って
●2012年度 前期生産者交流会座談会 もっと私たちの「食べる力」「語る力を」
●脱原発社会に向けて 自然の恵みをエネルギーに
●生活クラブキャンドルナイト10周年 星空コンサートinテレビ灯
●情報BOX
子どもの成長は 遊び から


 7月31日、札幌市東区伏古に「親子ひ ろばほっとたいむ」3ヵ所目がオープンし ます。ここで、子育て支援ワーカーズと一 緒にほっとたいむを運営する、地域の組合員サボーターを養成する講座を6月11日、 19日の2日間開催しました。1日目は講演会(以下に掲載)、2日目はほっとたいむに 集う親子の笑顔を想像しながら、手遊びを したりわらべうたを歌ったり。おもちゃと 絵本の魅力についても学びました。未来のサポーターが、ひろばの意義や役割を感じる時間を作ることができました。
 このまちに、こんなひろばがあったらい いなと、地域に必要なものを自分たちが考え作ってきた福祉基金。地域にまたひとつ、 目に見える市民参加型福祉が誕生します。           〈福祉担当理事会〉

 


                            天使大学学長 看護学科教授  丸山 知子さん
 
 ケア提供者のための本「ケアの本質 生きること の意味」(ミルトン・メイヤロフ著)の中に「一人の人 格をケアするとは、もっとも深い意味でその人が成 長すること、自己実現することをたすけることである」という言葉があります。人間は一人ひとり独立 していて、小さな赤ちやんでさえ、人格をもった一 人の存在として確立しています。だから私たちがい くら頑張っても、子育てするお母さん、子ども、ま たはその家族が「日々の生活の中で成長していくこ と」を見守ったり、寄り添ったり側面から助けるこ としかできない。そういう存在にしかなれないとい うことです。
 これは親子間でも通ずるものがあって、親は我が子を自分の思い通りに育てようとしがちです。しかし子どもは本来、自分の作りたいようにしてできる ものではありません。親は子どもが成長していくの を「いかに助けるか」という役割でしかないのです。

温かな場を目指して
 子育てひろばで必要なことは、お母さんたちに とって、ほっとできる場、温かい空間を用意するこ とだと思います。そうすると、そこは「母がエネルギーを蓄える場」になります。私は子育て中のお母 さんによく「子どもにイライラしたりぶつかったり する時は、自分のエネルギーが無くなってきている! と思ってください。自分自身を維持するエネルギーが無くなってきているので、自分を潰さないために しているんですよ」と伝えています。24時間専業 主婦で子育てしている人のほうが、ストレスが強い ということは周知されるようになりました。しかし まだまだ「当たり前と思われている子育てが負担」 と感じることを母親失格と思う人もいます。
 私が以前関わってきた母親講座で1~2時間リラックスする時間をもらえただけで「あー元気が出 ました」とエネルギーを蓄えたお母さんをたくさん 見てきました。お母さんが元気になり、子どももそ の場に来て嫌がらず楽しめるようになったら、その 空間が本当に良い場として活用されているなと思います。ただ、ボランティ アとして自分一人で何 かをしようとは思わない で下さい。肩の力を抜い て「そこに誰かが来てくれれば嬉しい」の精神 を大切にしてほしいと思 います。

先入観をもたずに
 お母さんに接するとき、最初は話しを聞いてあげ るだけでよいと思います。相手を先入観なしにまる ごと100%受け入れられた時、相手の心が開き、通 いだす空気があります。何か聞き出そうとはせず、 「何かあったら声をかけてくださいね」というとこ うから始めてみてください。  しかし、虐待など子どもに害が及ぼされているだろうというときは、話しは別です。虐待は見ていて おかしいという気づきから始まります。これは自分 だけで判断できませんので、ボランティア同士で話 し合った上、専門機関につないでください。そういっ た重要な役割も皆さんは担っています。

自分の成長が一番 
 仲間がいると大きな力になり、そこに来る人たち にも大きな力を与えます。私たちがやることは一人 では限界がありますが、二人や三人だと3倍にも4倍にも機能します。
 そして、人間が生きていく上で一番大切なのは「い かに自分が成長していくか」ということです。私は 学生に教育というもの、お母さんたちに子育てとい うものを考えさせられ、年を重ねても少しずつ自分 自身を変えることができました。皆さんも自分以外 のものから、たくさんのエネルギーをもらう機会を 多くもってください。それは経験となり、知恵とな り、子育てする方たちにも大きな影響を与えていく はずです。      札幌エルプラザ 6/11 (取材加藤)


2012年度  前期生産者交流会   ◆座談会◆   消費材を通して考えよう  

私たちの
食べる力 語る力を!

◆コーミ㈱
 牧戸 正博さん
農家が作り続けられるよう、共に産地形成を進めていく努力が必要です。

◆米澤製油㈱
 安田 大三さん
消費材は完成品ではなく、あくまでも現在の到達点。問題がないと進歩はしません。

◆西支部消費委員長
  熊谷 愉美さん
食べる仲間を増やすことが、社会へ発信する大きな力になると思います。




 消費材の加工品を中心とした提携生産者22団体と組合員85名 が参加し、前期生産着交流会が6月18日、かでる2・7で開催さ れました。午前の部は、今秋に予定されている「利用結集統一行動」 に向け、消費材を通して私たち一人ひとりが持つ「利用する力」 を再確認しようと、米澤製油㈱安田大三さん、コ一ミ㈱牧戸 正博さんをお迎えした座談会。午後からは5分科会に分かれて、 生産者と組合員が意見交換を行いました。チユプでは、西支部 消費委員長の熊谷 愉美さんが進行役となり、お二人の生産者に 話していただいた座談会の内容を掲載します。

化学薬品を使わない 完全無添加のなたね油
熊谷 今日は、消費材の開発当 時のことや市販品との違いなどについて、生産者のお二人にお聞 きします。始めに、米澤製油の安田さんに完全無添加の国産ブ レンドなたね油を作った経緯と、 生活クラブとの出会いについて伺います。
安田 1968年に起きたカネミ油症事件が、食用油の安全性 に目を向ける契機となりました。 当時の油業界では、あらゆる食用油の脱臭工程に、PCB(ポ リ塩化ビフェニル)を熱媒体と して使用していました。この事件ではPCBが油に混入し、それを食べた一万数千名の人に大 変な健康障害が発生したんです。 私は、先代の社長の母親が「おっ かない油を作るんじゃないぞ」 と言った一言に突き動かされまし た。そうだ、生産者は生産する だけでいいわけじゃない。生産し、 なおかつ自分も食べているんだ。 そう思いたち、油業界の常識に 対して挑戦を開始しました。研 究を重ねた結果、一切の化学薬品を使わず、遠心分離機の力で 連続的に洗う「湯洗い洗浄方法」 を世界で初めて開発。完全無添 加の油を作ることができました。
 そして生協なら、このなたね 油の良さを認めてくれるのでは ないかと、幾つもの生協に片っ 端から電話をかけましたが、価 格が高過ぎると断られたんです。 そんな時、誠実な対応で話を聞 いてくれたのが、唯一生活クラブ でした。こうして提携が1976 年から始まり、生活クラブは僕にとって、「私」という個の発言 を大切にし、ディスカッションで きる憩いの場となりました。
熊谷 私は今、当たり前のよう に安心・安全な国産なたね油を 使っていますが、米澤製油が化学物質を使わない油を作ってく れなかったら、そして安田さんが 生活クラブに来てお話をしてく れなかったら利用できなかった、 と思うとこの油に出会えたことをほんとうにうれしく思います。  それでは、コーミの牧戸さん から国産トマト100%のトマト ケチャップが出来るまでのお話を伺います。

国産加工用トマト 100%のトマトケチャップ
牧戸 原料の加工用トマトに こだわるようになったのは、 1974年に生活クラブと提携 してからです。70年代は加工用 トマトの品種が少なく、市場に 売っている生食用トマトを混ぜ ていましたから、合成着色料も グルタミン酸も使っていました。
 生活クラブから、化学調味料 を使わないケチャップを作って くれと言われた時には、何度も できないとお断りしたんです。 でもキャッチボールをしながら、 添加物を排除した、国産加工用トマト100%の画期的なケチャップを作ることができまし た。生活クラブと出会い、組合員の皆さんの熱意に感銘を受けて、我々は動いたと言えます。
熊谷 トマトケチャップは私達 が加入説明をする時に欠かせな いもので、このケチャップを食 べるために加入してね、という くらい人気があります。加工用 トマトの国内事情はどうですか。
牧戸 加工用トマトは今、危機 的状態にあります。75年当時は 40万トン以上の生産量を誇って いましたが、生産者の高齢化や 後継者不足などが要因となって 生産量は年々減少し、昨年はわ ずか2万6千トン。ほとんどを 輸入に頼っている状況です。そう した中で、生活クラブの国産加 工用トマト使用量は全国総量の 約8%。日本で一番、国産トマト を食べている団体なんですよ。
 外国産原料と国産原料の大き な違いは単価です。例えば中国 産は、生トマト換算でキロ当り 5~7円、国産はキロ当り55~ 65円。商売としてとらえるので あれば、消費材のトマトケチャッ プは500円くらいになります。 また、輸入トマトはペースト状 態で入ってくるので加水して加 工しますが、生活クラブのは完 熟トマトをピューレー状にした もの。加水をせずに、トマトが 本来持っている成分と旨みを生 かしている点も大きな違いです。

追求していきたい 「安全」と「自給」
熊谷 なたね油の原料について、 安田さんにお聞きします。
安田 工場は埼玉県熊谷にあり ます。かつては、埼玉周辺で採 れたなたねを搾油し、供給して いました。なたねは水田の裏作 や輪作として栽培されていたの で、製油工場が各地域にあった んですよ。現在は改良されてい ますが、在来の品種には心臓疾 患の原因になるといわれている エルシン酸の問題がありました。 さらに生産者の高齢化、輸入原 料との価格差による経済的デメ リットなどから、生産量は激減 の一途をたどりました。
 原料のほとんどをカナダや オーストラリアに依存している 今、大きな課題は遺伝子組み換 え問題です。これまでオースト ラリアは、遺伝子組み換えなたねを栽培していない唯一の国で したが、ついに2年前から開始 しました。私どもでは現在、遺伝子組み換えをしていない西 オーストラリアと取り組み、生活クラブ連合会と組合員とで現地に出向いて確認をしています。 しかし安閑としてはいられませ ん。8年前からは当社向けにコ ンテナで格納してもらい、対応 を強化しています。今後、遺伝子組み換えはますます拡大して いくと思われます。
熊谷 国内自給率を上げるとい うのは、自分には難しいことだと 思っていました。でも、なたね油 を利用し続ける、トマトケチャッ プを食べ続ける。そのために仲 間を増やすということが、日本 のなたね畑やトマト畑を守った り増やすことにつながり、遺伝 子組み換え問題にも大きな声で 「NO!」と言えるのだというこ とがすごく良く分かりました。
安田 国産なたねの自給力を回 復させるには、生産農家をもっ と拡大しなければなりません。 現在、青森県横浜町、北海道の 滝川市と産地提携を行っていま す。さらに山形県遊佐地方、秋田、 千葉、長野の農家との提携も開 始しました。
牧戸 昨年は福島原発事故の影 響で、大手メーカーが福島での トマト栽培を止めたこともあり、 国産原料の確保が一層難しくな りました。震災後はこの教訓を 生かし、自分達で管理できるトマト契約をしなければと動き始 めたところです。実は今年の夏に、 北海道の沼田町と業務協力協定 を結ぶことになりました。今後、 沼田町で栽培したトマトを加工 できるようになると思います。

生活クラブと 「提携」することの意味
熊谷 最後に、お二人に生活ク ラブと提携するということの意 味について伺います。
安田 多くの消費者は、マスメ ディアによって作られた潜在意識に左右されているのに、自分が選んだと錯覚している。一方、 生活クラブにはテーマがある。 そのテーマに沿って必要とする ものを、皆さんが私たちと一緒に 作り出したんです。結集だ、利 用だということを裏返しすれば、 買ってくれ使ってくれということ だけど、売買の中で成立した言 葉じゃない。皆さん、毎月千円出 資しているんでしょ。前金も払っ ているんでしょ。そんなところ他 にありますか? 僕はまさしく、 それが提携なんだと思います。
牧戸  一つは消費材と商品の違いです。商品というのは物の売買。 消費材というのは、皆さんが価値というものをどう考えるかと いうことです。最近は生産者や 担当者が代替わりをし、ややも すると、売った買ったの商売にな りがちです。僕は「作る人・食べる人」は「対等互恵」、つまり 車の両輪であると考えています。 生活クラブが好きでなければ人 に語れないし、行動もできませ ん。生活クラブは憩いの場と言 われた安田さんのようになるに は、まだまだ時間がかかりそう ですが、僕は今、好きで動いて います。
熊谷 私も生活クラブをもっと 好きになりたいと思います。あり がとうございました。         (取材/笹山)





脱原発社会に向けて
自然の恵みを   エネルギーに

 01年浜頓別町で初の市民風車「はまかぜ ちゃん」が誕生。その後石狩市で「かぜる ちやん」「かりんぷう」「かなみちやん」が 運転を開始。全国の市民風車は現在14基 にまで増えている
  福島第一原発事故から1年4カ月。この事故を機に、今各地 で再生可能な自然エネルギーの利用が模索されています。この 7月から導入された固定価格買取制度で、北海道の工ネルギー はどう変わるのか。施行前の6月4日、NPO法人北海道グリー ンファンド事務局次長の小林ユミさんに聞きました。

NPO法人北海道グリーンファンド
事務局次長小林ユミさん

北海道に眠るエネルギー  
 北海道は自然エネルギーの宝 庫です。2010年の環境省の 調査では、風力、太陽光、地 熱、中小水力を合わせると、北 海道のエネルギーの潜在能力は、 5億5千683万kw実に原発 556基の出力に相当します。
 このような再生可能エネルギーの導入を促進するための固定価格買取制度では、自然エネ ルギーで発電した電力の全量を、固定価格で、一定期間、買い取ることが電力会社に義務付けられています。法律施行後、3年間は価格が高く設定され、風力も事業として採算の合う価格になっています。 一方、住宅用の太陽光発電は、自家消費分を除いた余剰電力の員い取りが10年間と、現在と全く変わっていません。

電気だって作っちゃおう!  
 北海道グリーンファンドは生活クラブの脱原発運動から生まれました。泊原発の稼働をめぐり、生活クラブでは事あるごとに抗議してきました。しかし、反対するだけでは何も変わらない。それならば、代替エネルギーの提案をしていこう。自分たちに必要な消費材を作り出してき たように、電気も自分たちで作ろうと考えたのです。
 そんな夢が形になったのは、浜頓別町に建った市民風車第1号「はまかぜちゃん」でした。 隣町の幌延町の核廃棄物施設をめぐり意見が分かれる中、はまかぜちゃんのオープニングには町内の推進派も反対派もなく、大勢集まったことば印象的でした。こうして市民風車は脱原発運動の象徴となりました。 一方で風車には課題もあります。低周波音や騒音の問題では、民家からの距離、調査方法など環境省が調査・検討しています。大切なことは、十分な調査をし、 風車の設置場所や対策について、 地域住民の合意を得ることです。

エネルギーも地産地消
 7月からの新制度を見据えて大手企業では、早くからメガソーラーや風力発電の準備を進めています。でも北海道の資源は地元で活用し、地元の利益につながるような仕組みが必要だと思うのです。
 例えば今、石狩市新港地区に市民風車を建てる計画があります。市民や地域の事業者が風車建設に参加し、売電の利益を森林再生や浜の再生に使うといったことも考えられます。
 石狩には、すでに3基の風車が建っていて、この風車の電気は使えないのかと聞かれることがあります。電線を流れているので実際には使っているのですが、今はまだ選ぶことはできません。でも今年5月、経済産業省は電力の小売りを2014年度以降、全面的に自由化する方針を示したので、数年後には電気の共同購入が実現しそうです。
 そのほかグリーンファンドで は、個人向けに住宅用の太陽光 発電設置を支援してきました。 この助成で9件の市民発電所が 誕生しています。
 自然エネルギーには、さまざ まな可能性があります。風力に 限らず、私たちが食べている豚 や鶏の糞などで、ガスを作った り温熱供給をしたり。バイオマ ス発電もできるといいですね。        (取材/佐々木)  


北海道グリーンファンドはこうして生まれた
 生活クラブが脱原発運動を始めたのは、チェルノブ イリ原発事故の翌年、1987年に消費材のわたらい茶か ら自主基準値を上まわる放射能を検出したことがきっか けでした。「原発の電気はいらない!」「自然エネルギー の電気を使いたい!」そんな思いが、99年グリーン電 気料金運勤をスタートさせました。家庭の電気を節約 し、そこから生み出した5%を自然エネルギーの「基金」 に拠出しようというものです。さらにこの運動を、生活 クラブから市民に広げようと、基金の運用主体となる NPO法人北海道グリーンファンドを設立しました。
※グリーン電気料金の問い合わせ先  ℡ 011-280-1870





 夏至・冬至の日に便利さの象徴である電気を消すことで、現代文明のあり方を問い直そう。ただ2時間電気を消し、参加者一人ひとリがゆるやかに繋がって暗闇 のウエーブを地球上に広げよう。生活クラブが「100 万人のキャンドルナイト」の趣旨に賛同し、組合員と 市民に参加を呼びかけ、今年で10年目になりました。
 会場の大通公園には、約1000個のキャンドルで星々 が回る宇宙を演出しました。瓶の中でゆらめくキヤンド ルの灯りは暖かい 灯りでした。  テレビ塔の横で、星空コンサートを行いました。出演は、アルトサックス&キーボード「渡部真理&柴野智早」によるジャズ、アンデスフォルクローレ「カットゥータ」、ハンドベル「フルールキヤトル」。 日頃から音楽活動をしている組合員や、福祉基金の助成団体です。  20時には参加者皆で、テレビ塔消灯のカウントダウンを行いました。あたリが暗くなったところで、音楽に聴きいり、最後に参加した市民や組合員が「星に願いを」を合唱しました。  参加者は、「楽しかった」「いつもと違う時間を持てた」
真上から眺めたキャンドル

「明日のために電気を消してみようと思う」などと話していました。電気をつけている時には感じられない、豊かな時間ガあるのでしょう。  コンサート終了後、テレビ塔から見下ろすキャンドル は、あたかも宇宙へのメッセージを発信しているようにも見えました。私たちは多くの便利さを手にいれることができましたが、それでよかったのだううか。ふと、この現代文明の生活を立ち止まって考える、そんな時間を一人ひとりが持つことの大切さを、発信できたのではないかと思います。
くキャンドルナイト実行委員会担当理事 張昌子>
2012年6月21日札幌大通西1丁目テレビ塔前











   情報BOX

節電キャンペーン  抽選でLED電球が当たります!
エコライフ家計簿を付けて暮らしを見直しませんか
【応募方法】
生活クラブエコライフ家計簿 (http://www.seikatsuclub.coop/ecolife)
に登録し、2012年6月から8月の電気使用料と前年実績を入力。1ヵ月以上入力すると応募できます。インターネットを利用しない場合、5月21日発行の生活クラブニュースの応募用紙に記入。応募用紙の請求は、本部多田まで。
         環境委員会・環境家計簿プロジェクト共同企画
 大きくなった福祉基金!

7/31 オープン
親子ひろば「ほっとたいむ」の
 3ヵ所めが誕生します!
場 所 伏古記念会館(札幌而東区伏古7-2-8-15)
開催日 毎週火曜日10:30~14:30

福祉基金賛同者状況 (6月22日現在)
     3,022名  (9名減)
※詳しくは生活クラブニュースをご覧ください。

問合せ/生活クラブ本部 TEL011-665-1717
   幌延サマーキャンプ

核のゴミを考える全国交流会とシンポジウムに参加し、 翌日は幌延深地層研究センターへの申し入れと幌延町内 の戸別チラシまきをします。
日  時   7月28日(土)~29日(日)
集合場所  JR札幌駅北口 7:45
宿泊場所  豊富町セミナーハウス(天塩郡豊富町西豊富)
参加費   2000円 小学生以下無料
        主催 幌延サマーキャンプ実行委昌会
札幌でも平和を考えよう
  ノ―モア・ヒバクシャ会館で
  被爆証言を聞こう!
日 時  8月9日(木)
場 所  ノ―モア・ヒバクシャ会館
               (札幌市白石区平和通17丁目北6-7)
内 容  1945年8月、広島と長崎に相次いで原子爆弾が投下されたあの日から67年の歳月が流れました。その時何が起こったか。夏休み、お子さんやご家族と一緒に被爆証言に耳を傾けてみませんか。   主催 文化委員会
秋の委員研修
日 時   8月30日(木)10:00~12:00
場 所   札幌エルプラザ4F大研修室
      (札幌市北区北8西3)
対 象   全ての委員
内 容   春からの活動を振り返り、生活クラブの意義や
      価値を発見することを目的に、テーマを「人に
      会う」としてグループワークを行います。
      
        組合員でつなぐリレーエッセイ     時遊帖 じゆうちょう
 思いがけず「チユプ」の原稿依頼が舞い 込んだ。1カ月間の猶予があったにも関わ らず気付けば締切り前日。現実逃避と先延 ばしは私の悪い癖だ。結果、締切り前夜焦 る気持ちでこの原稿を書く事になった。
 そんな、苦手な事をついつい先延ばしに してしまう私にも、現実を直視し果敢に取 り組み続けている事が1つある。それは「断捨離」。一昨年、流行語大賞にノミネートさ れていたのでその言葉を知る人、実践して いる人も多いかもしれない。「とにかくどん どん捨てるやつね」と思った人もたくさん いるだろう。でもそれだけではない…。  私自身、掃除はけして嫌いじゃなくむし ろ結構好きな方。それでも快適な空間目指 して日々精を出す「収納と称したモノを移 動させる作業」に疑問を感じていた。2年前、 パートを始めて今までよりも家事を効率的 に進めたいと思い始めた頃。そんな時に出 会ったのが断捨離だった。家の中に無意識 に鎮座するモノと向き合う事で見えてくる 自分の心理。自分はどうしたいのか、どう なりたいのか、モノの後ろにある想いと向 き合いながら取捨選択を繰り返す事で自分 への信頼貯金もアップしてきたよう。
 現在の私達は、人類史上稀にみるモノに 溢れた、モノに恵まれた生活をしている。 でも、本当の豊かさってなんだろう?断捨 離と出会った事で、そんなことも良く考え るようになった今日この頃である。             西支部 冨 裕子