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生活クラブ北海道機関紙

2013 7 NO.366

    
INDEX
●講演会「知っておきたい 泊原発を止めたい理由」
●福祉基金助成先紹介
2013年度 前期生産者交流会
見て聞いて味わって 食べるチカラUP
  ●いんふぉめーしょん
      みんなで使おう!リサイクル石けん「せせらぎ」

      「この釜1回分で約500袋のせせらぎができます」と話す(有)南油脂の南さん

  7月はシャボン玉月間 夏こそせせらぎ                                   粉石けん「せせらぎ」は、小樽の石けん職人南祐一さんが廃油をリサイクルし、その時々で違う油の状態を見極め、調整しながら練り上げて作っています。生活クラブでは、環境に負荷をかけない、そして汚れ落ちが良く、経済的な価格で使える石けんの取り組みを1982年に始めました。
 しかし、最盛期には月に約1300~1400袋もの供給がありましたが、現在は約850袋程。作り続けてもらうためには、少なくても1000袋以上の注文が必要です。洗濯から食器洗いまで使える、せせらぎの良さを再確認し利用していきましょう!
石けん運動委員会では「せせらぎ」を語って利用結集を高めるために毎年南油脂を訪れています

 
● 講演会「知っておきたい 泊原発を止めたい理由」 〈6/8 エルプラザ〉
おの ゆうご
北大名誉教授、北星学園大教授。自然保護運動の第一人者。
「泊原発の廃炉をめざす会」共同代表
  泊原発を廃炉に!!

 福島原発事故から2年が経ち、今も危機的状況は変わらない中、政府は再稼働に向けた体制作りに動き出しています。原発はなぜ止めるべきなのか。その理由を今改めて考えようと北星学園大学教授 小野 有五さんに、地理学者の視点から泊原発の危険性について話してもらいました。
             
                      講師 北星学園大学教授 小野有五 さん
 
 政府は隠していた

 東日本大震災による福島原発事故の直後から、私はやきもきしていました。政府は、まず半径3㎞、翌日には20㎞圏内の住民に避難指示を出しましたが、なぜすぐに50㎞位にしないのか。また、同心円状の区域だけではなく、風向や地形を考慮した放射能の拡散シュミレーションはないのかと、私はいてもたってもいられませんでした。

 4日目に研究者の友人から「政府は精度の良いシュミレーションができるSPEEDIを持っている」と知らされました。私は政府が隠していたことにショックを受けましたが、一刻も早く放射能被害の実情を公表させようと日本学術会議を通して政府へ提言書を出しました。

 23日になって、やっと政府はデータを公表しましたが、最も深刻な被曝が起きたのは、14日から15日にかけてのこと。20㎞圏内から北西方向に避難した住民の多くは、かえって線量の高い地域に留まることになり、子どもたちを外で遊ばせていました。私は科学者の一人として、もっと早く情報公開ができていたらと悔いが残ります。そして本当のことを知りながら、政府にたてつくことを嫌う御用学者たちには怒りを覚えるのです。

 北海道では全てが壊滅

 もしも泊原発で福島と同様の事故が起きた場合、道内すべての地域が汚染されるのは明らかです。日本列島の上空には常に西風が吹いていますが、泊は北海道の西端に位置しています。ですから汚染物質は西風が吹けば道東へ、夏には南風で道北に拡散し、しまいには全域に達します。そうなると農業、漁業、観光業など、道内の主要な産業は壊滅してしまうでしょう。

 危険すぎる泊の立地

 泊原発を廃炉にすべきだと考える理由は、沖合いの海底にある活断層による地震や、巨大津波の危険にさらされているところにあります。まず地震についてですが、地球の表面はプレートと呼ばれる岩盤から成っており、巨大地震はプレートとプレートの境界で起きます。そして世界のほとんどの地域では2つのところが、日本列島は4つものプレートがぶつかりあっていて、より不安定な状態です。

 さらに泊原発のある日本海側のプレートは20年前までその存在が知られず、太平洋側に比べて動きの予測がつきにくく、防災面でのリスクが大きいのです。

 泊原発の位置する積丹半島の西方には多くの活断層があり、近接しているために連動する可能性が大きく、深い海底に存在することも問題です。大地震が起き、海底が持ち上がると、上の海水が持ち上がるために、巨大な津波になるからです。しかも泊は積丹半島と岩内に囲まれた一番奥にあるため、三陸のリアス式海岸ほどではないけれども、だんだん狭くなっていて、津波が一番高くなる場所です。

 北電は地形学の解釈の相違から、泊原発から30㎞圏内には活断層は一つもないとしていますが、音波検査データなどから沖合い15㎞圏内に、直下型地震を起こす可能性のある活断層も推定されています。このような立地では、大地震によって原子炉本体は耐えられても、配管は簡単に破壊されてしまいます。

 これらの観点から、私は泊原発を一刻も早く廃炉にすべきだと思います。事故が起きてからでは取り返しがつかない。署名運動に協力するなど、子どもたち、北海道の未来のために、今、大人の私たちに出来ることをしてほしいと思います。(取材/谷山)






福祉基金助成先紹介  「生活クラブ福祉基金」は、生活クラブが進める福祉事業・活動の財源になるとともに、地域で福祉活動を進めている団体に助成を行っています。2012年度は1年間で賛同者が128名増え、2013年度は13団体に170万の助成を行いました。

 一人ひとりの個性が活かせる支援をNPO法人愛西ケアランド

 「愛西ケアランド」は昨年10月から事業を開始し、障害者自立支援法に則り、一般就労が難しい人達の生活支援や職業訓練を行っています。
 利用者は現在12名で、平均年齢は40歳。通ってくるのは週に5日の人や半日だけの人などさまざまですが、家に引きこもることのないよう、短時間でも来てもらうようにしています。作業は、メンバーの得意とするものを中心に考えて行っています。現在行っている仕事は、ポスティングや小物作り。エコたわし500個の注文も入り、スタッフも協力して作っています。
 「助成金で大きなオーブンを購入することができました。これからは一般の人たちと一緒に、料理教室やゲームクラブなども開催していきたいです。」と理事長の西堀久子さんは話してくれました。ちょうど焼きあがったクッキーの美味しそうな香りが漂い、アットホームな雰囲気が感じられました。       <坂本>

 
オーブン購入で料理教室の夢も広がります
人としての尊厳が大切にされる社会をめざしてNPOピーチハウス

 子どものために、何ができる事をしたい。地域の子ども会で一緒に活動した4人が最初に取り組んだのは、性の健康教育「からだの科学」でした。その後、ジェンダーの視点も加わり、次第に活動の幅を広げてきました。現在メンバーは7人、設立から8年が経ち、「デートDV防止プログラム」、心の傷を癒す「こころのケア講座」、そして命の力を伝え自尊感情を高める「誕生学プログラム」など講座の種類も増えました。依頼があると道内各地に出向きます。
 そんな中で助成金は、DV防止講座の啓発リーフレットの作成に充てました。今までの講座で実施してきたアンケートで、少年少女向け雑誌からの性の情報を鵜呑みにした高校生の恋愛感が垣間見えたからです。「たくさんの子の目に触れるようにして、自分が本当に望んでいるのか、あふれる情報に流されてはいないか、意識をもってもらいたいのです。」と代表の浦山恵理子さん。なにかあった時、子どもが親に話せるように、まずは性をタブー視する親世代の意識改革が必要です。                  <佐々木>

 
チェクすると自分の気持ちに気が付くことができるリーフレット
 みんなで作る人形劇は楽しいね!手稲区「くれよん’ず」人形劇部

 障がい児とその親たちが、子どもの豊かな成長を願って発足した「くれよんず」。クリスマス会で人形劇の楽しさに出会い、放課後に何か楽しめることができたらという声がきっかけとなって、2001年に有志で人形劇部を結成しました。
 代表の関弘美さんは「声を出す、人形を動かす、音楽に合わせる、その1つひとつが大変ですが、指導者にも恵まれこれまで続けてくることができました。いつも支援を受ける側にいる子ども達が、たくさんの人の前で演じ、拍手をいただく経験は大きな自信となっています。」と話します。
 メンバーは現在16名。当時小学生や中学生だった子どもたちも成人し、月2回の部会は情報交換や悩み相談の場、交流する「和みの場」としても大切な存在になっています。取材の日は、会場の手稲区民センターで今年の新作「ブレーメンの音楽隊」の人形作りに取りかかっていました。会では「もっと地域で発表する機会がほしいですね。一緒に人形劇を楽しみませんか」と呼びかけています。            <笹山>


レパートリーは「はらぺこあおむし」「あかずきんちゃん」など
 「ただいま!」と帰る場所NPO法人トッポクラブ

 トッポクラブは働く親を持つ子どもの共同学童保育所。「ただいま~!」「おかえり!」授業を終えた子ども達が元気に帰ってきます。
 現在登録者数は50名。小学校1~6年生、30名ほどがの子ども達が一緒におやつを食べ、室内で遊んだり、公園での外遊びなどをしながら放課後や学校が休みの日の時間を過ごしています。手作り品のオークションや四季折々の行事などももりだくさん。夏にはキャンプも予定していて、みんな楽しみにしています。
 運営は札幌市の助成金や父母の会費などで賄っていますが、備品に充てる費用が不足していました。今回の助成金でノートパソコンを購入することができ、とても助かっているそうです。
 トッポクラブの指導員は親であり、先生、そして仲間のようなもの。一緒に遊んだりケンカしたり、時には教えあったりしながら共に育っていく。そんな大きな‘家庭‘の中で、親も子も励ましあいながら毎日を過ごしていければいいな、と考えています。    <坂本>


みんなで一緒に楽しいおやつの時間
 音楽で心が和み 笑顔に  音楽療法プログラム提供団体和おん

 「和おん」は、音楽の持つ働きを利用して心身機能の維持や回復を目的とする音楽療法を行っています。会を設立した2002年以降同じ4人のメンバーで活動を続けてきました。
 同年、福祉基金の助成を受けてチュプで紹介されたことから、町内会、子ども会など様々な機会に声が掛かるようになり地域での活動の幅が広がったそうです。
 取材の日は、高齢者の施設で合唱やストレッチ体操などを行っていました。途中、唱歌の伴奏が流れると張りきって歌う人や懐かしさに涙ぐむ人もいました。
 「言葉が出なくても、歌ならうたえるという人もいます。ほんのひと時ですが参加者に笑顔になってもらえると嬉しいですね。これから助成金で購入した鍵盤ハーモニカの練習を重ねて上達したいです。」と代表の新森弥江さんは話してくれました。  <谷山>


この日は、春をテーマにした童謡などを」主に演奏しました
ともに喜び ともに育ちあう  子育て支援ワーカーズ

「ともに」は、北海道大学の教職員や学生などの0歳から5歳までのお子さんを預かる保育所の運営を行っています。 現在は49名が在籍していて、保育時間は延長も含めると朝7時から夜10時までです。給食は生活クラブの消費材を利用していて、希望があれば夕食も提供しています。 一日の大半を過ごす場所なので、家にいるような環境になるよう心がけています。スタッフのことを「先生」ではなく、「~さん」と下の名前で呼んでもらうことで、ともに成長していく関係がつくられるようにしています。また、子育てを経験しているスタッフが多いので、お母さんたちは安心して子どもを預けてくれるそうです。 助成金では、おもちゃやパーテーションを購入しました。代表の元木直美さんは「1年が経過しスタッフもそろい、態勢が整ってきました。やっとスタート地点に立った気がします」と、ほっとした表情で話しています。 〈三ッ江〉


月例の違う子供を安全に遊ばせるためのパーテーション







おいしい!安心!
  その理由わけ

前期生産者交流会が6月17日開催されました。
午前の部は二川悟専務理事による講演会が行われ、午後からは加工品を中心とした提携生産者19団体が5分科会に分かれ組合員と意見交換しました。 
 

オシキリ食品(株
 市販品の納豆の容器はスチレン製で、60度以上で溶剤が出てくる危険があります。室の中で高温発酵させるので、生活クラブでは紙パックにしました。白い粒が出るのは、古くなるとアミノ酸が結晶化するからです。

丸金佐藤水産(株
 原材料のスケトウダラは、7割がアラスカ産で3割が釧路や根室で獲れる道産の物です。放射能検査は、生活クラブでこれまで3回していますが、検出されていません。
(有)古川農場

 ウインナーは主に豚の腕肉とモモ肉で作られていて、原料がときどき変更になるのはロース肉が余り、バランスを調整しているためです。

 うちでは薬品投与せず180日かけて豚を飼育しています。TPPが導入されると、7割の養豚業者は消えていくでしょう。しっかりとした提携先をもつ業者は残っていけるかもしれないが、飼料が高騰するなど、生産者はとても大変になっていきます。


(有)ピュアフーズとうや

 2012年に起きた「浅漬けの事件」の後、塩素に漬けていないものは出荷できないと法律で決まったので、生活クラブと話し合い、浅漬けの取り組みを中止しました。しそジュースのシソは契約農家に栽培してもらっています.
田村製麺工業(株

 加工品では珍しいですが、今秋からYESクリーンの小麦で道産小麦そうめん、道産小麦うどんを作ります。

 市販の安い蕎麦は、そば粉の割合が低く原材料も中国産です。消費材の五割そばは、貴重な江部乙産のそば粉も使っているし、その割合を考えると安いと思います。



 木田製粉(株

米国で遺伝子組み換え小麦が発見されたことは、大変ショッキングなことです。米国農務省は輸出しないと決めているので、混入はないと思われますが確認を続けていきます。当社では外国産と北海道産の混入を避けるため、別タンクで保管しています。道産小麦の産地は石狩・空知が多く、十勝・オホーツク産も品質を見極めて購入しています。


札幌バルナバフーズ(株) 

 ウインナーは脂が少ないと固くなります。市販のものは脂が流出しないように大豆たんぱくを加えています。ウインナーとハムは、毎年ドイツで行われる国際品質競技会で金賞・銀賞を受賞しています。生活クラブの生ハムも乳酸菌を使う製法で賞を頂きました。

 京田食品(株)

 ショートニングは無味無臭の油脂で、今問題になっているトランス脂肪酸を含んでいます。パンの生地を滑らかにするものなので、排除することが難しいのですが、生活クラブでは、提携生産者の月島食品が製造する、より脂肪酸の少ない米油やパーム油を原料としたものを使用しています。バターを使うと価格が大幅に上がります。

(株)秋月

 生活クラブは面白い取り組みをしていると思いました。面倒というより、ものづくりの原点に戻った感じがします。それまでは添加物をなんとなく使っていました。

 一般の小売業者と話すのは価格や数量と納期のことぐらい。生活クラブでは生産者のことも考えて聞いてくれるので楽しい。組合員と直接話せるこのような場があるのがいいですね。







  見て聞いて味わって 食べるチカラUP↑↑
                           各支部で利用結集活動を展開中
  

驚くことばかり!豚肉解体

                           南支部消費委員長 小田桐 芳栄

 今回の目的は利用結集! 組合員と家族に「一頭買い」「いのちをいただくこと」「平田牧場のこだわり」を再確認してもらいたくて、土曜日に開催しました。当日は、組合員歴0ヵ月から20年以上と、幅広い年齢層の参加がありました。

 「いのちをいただく」の紙芝居から始まり、一頭買い、豚肉の栄養について語り、そして解体実演を行いました。ほとんどの参加者が初見学でしたので供給される前の豚肉の脂身の厚さ、ひき肉になる肉の量、ミートセンターでは全て手作業での解体と生産者の話は驚く事ばかりだったようです。特に小学生は25キロの枝肉を前に、「大きいね。骨が太いね」と盛り上がっていました。

 平田牧場の黒坂さん(写真)は、もも肉は足の部分によって固さが違うこと、各部位の美味しい食べ方なども語ってくれました。

 試食はさばいたばかりの肉で焼肉、南支部秘伝のたれ、とんぼのゆめ、コロコロサラダ、豚骨だしのキノコスープと牛乳です。試食後の生産者と参加者全員での超スピードの後片付けは、生活クラブならではの一体感がありました。

 組合員は五感でいっぱい感じ、家族と楽しく学ぶ時間となりました。アンケートには「今まで市販品を食べていましたが、生活クラブの豚肉を利用します」という感想もあり、イベントの目的を達成できたと思います。                (南区民センター)



 飲むばかりじゃない! 牛乳を食べよう 

                  清田支部消費委員長 土谷 規子

 食べるチカラキャンペーンに合わせ、たくさんの人に牛乳をもっと利用してもらおうと、牛乳料理講習会を開催しました。参加人数は委員を含めて18名でした。

 牛乳はそのまま飲むのが一番ですが、もっとお料理に取り入れて牛乳をたくさん使うことで利用を伸ばせたらと考え、今回は消費委員5人が講師となり、牛乳を使った料理の講習を行いました。

 当日はベテラン組合員から若いお母さんまで、熱心に聞いている姿が印象的でした。どの世代も牛乳への関心が高く、配布した資料を見ながら、低温殺菌牛乳の優位性や生産牧場での管理努力による乳質の良さなどを確認し、改めて生活クラブ牛乳の素晴らしさを実感したのでした。

 メニューは、牛乳シフォンケーキ・カッテージチーズ・ホエーを使った酸辣湯(サンラータン)・ポテトニョッキグラタン・フルーツ牛乳かん・牛乳とりんご酢とハチミツで作る飲むヨーグルト・ホットケーキミックスに牛乳を入れて作るスコーンの紹介がありました。

 今、牛乳パックの広告欄に生産牧場の方々の頑張る姿がメッセージとなり掲載(写真右上)されています。私たちは、たくさん牛乳を飲むことで、その熱意に応えていけるのだと思いました。                                   (第2センター)

 
 







子育て世代が知っておくべき
     「原発事故と子どもの健康被害」
日 時 7月26日(金) 第1部10:00~12:30
               第2部13:30~15:00

場 所 札幌市教育文化会館 (札幌市中央区北1西13)
講 師 西尾 正道さん (北海道がんセンター名誉院長)
内 容 第1部は、西尾さんが福島で行っている子どもの甲      状腺検査などの講演、第二部は生活クラブの」甲状     腺検査結果から見る課題などについてかんがえます。   

             主催 脱原発・市民エネルギー委員会

2013 幌延サマーキャンプ
日 程  8月3日(土)~5日(月) 2泊3日
      札幌駅北口  7:30集合
参加費  4000円  小学生以下無料
内 容  一人でも多くの人が参加し、核廃棄物施設誘致へ      の反対の意見を伝えていきましょう!

    
             主催 幌延サマーキャンプ実行委員会
2013年 ヒロシマ・ナガサキ平和行動親子企画
日 時  8月9日(金) 10:00~12:00 (現地集合)
場 所  ノーモア・ヒバクシャ会館
                   (札幌市白石区平和通17丁北6-7)

内 容  過去から学びそして未来に繋いでいくために、子ど      もたちと一緒に被爆証言に耳をかたむけてみませ      んか。


                  主催 文化委員会


問合せ/生活クラブ本部 TEL011-665-1717
デイ こたけ まつり
日 時 7月21日(木)11:00~14:00
場 所 生活クラブデイサービスセンター「デイこたけ」
内 容 10回目の今年は、月寒高校マンドリン部の演奏     に加え、北大落語研究会による落語の講座もあ     ります。
     みなさんぜひ来てください。

     ヘンナシャンプー連続講座
日 時 7月24日(土) 10:00~12:30
場 所 札幌エルプラザ 3階工芸室
         (札幌市北区北8西3)

内 容  3回連続講座の1回目は、学習編としてヘンナと     石けんシャンプーの実演、ヘアスプレー等の作     り方を学びます。

             主催 石けん運動委員会
フィールドワーク
       空知の炭鉱遺産を訪ねて
日 時 7月27日(土) 
     札幌駅北口 8:20集合
参加費 組合員    2800円(バス、ガイド、保険代)
     組合員以外  3300円
     小学生以下  1500円(バスの座席を必要とする場合)

内 容 かつて炭鉱で栄えた赤平や歌志内、上砂川、美     唄を訪ねます
                         
                   主催 文化委員会
      

 フランス最大の原子力発電所は、ローヌ川のそばにある。原発は、この川の水を使い冷却し、その温排水を旋回させて1km先に熱帯生物園を作っている。そこでワニが繁殖し数百匹に増えた。当然子孫に異変が生じ、真っ白いワニが悠然と泳いでいる。
 「世界最古の洞窟壁画」というDVDを見て、このワニのことを知った。洞窟遺跡は3万2千年前のもので、約2万年前の地殻変動で落石によって入り口を塞がれ、1994年に発見された。そこからわずか30kmの所に原発と熱帯生物園はあり、巨大な温室は今も拡大を続けている。
 プルトニウムの半減期は2万4千年。高レベル放射性廃棄物は10万年後も安全が保障されなければならないが、その確証はない。放射能について私たちは何ほども理解していないし、毒性の無害化もできない。平気で失敗を繰り返して事故を起こし、後処理も思うようにならず命を危険にさらす。これでいいはずがない。      手稲支部 小笠原はや子
 
 
「つむじ風」に掲載する組合員エッセイを募集します
 文字数は300字程度。テーマの指定はありません。
 本部 川瀬宛 FAXまたは業務便でお送りください。