加工品では珍しいですが、今秋からYESクリーンの小麦で道産小麦そうめん、道産小麦うどんを作ります。
市販の安い蕎麦は、そば粉の割合が低く原材料も中国産です。消費材の五割そばは、貴重な江部乙産のそば粉も使っているし、その割合を考えると安いと思います。
![]() 「この釜1回分で約500袋のせせらぎができます」と話す(有)南油脂の南さん ![]() ![]() しかし、最盛期には月に約1300~1400袋もの供給がありましたが、現在は約850袋程。作り続けてもらうためには、少なくても1000袋以上の注文が必要です。洗濯から食器洗いまで使える、せせらぎの良さを再確認し利用していきましょう! ● 講演会「知っておきたい 泊原発を止めたい理由」 〈6/8 エルプラザ〉
東日本大震災による福島原発事故の直後から、私はやきもきしていました。政府は、まず半径3㎞、翌日には20㎞圏内の住民に避難指示を出しましたが、なぜすぐに50㎞位にしないのか。また、同心円状の区域だけではなく、風向や地形を考慮した放射能の拡散シュミレーションはないのかと、私はいてもたってもいられませんでした。 4日目に研究者の友人から「政府は精度の良いシュミレーションができるSPEEDIを持っている」と知らされました。私は政府が隠していたことにショックを受けましたが、一刻も早く放射能被害の実情を公表させようと日本学術会議を通して政府へ提言書を出しました。 23日になって、やっと政府はデータを公表しましたが、最も深刻な被曝が起きたのは、14日から15日にかけてのこと。20㎞圏内から北西方向に避難した住民の多くは、かえって線量の高い地域に留まることになり、子どもたちを外で遊ばせていました。私は科学者の一人として、もっと早く情報公開ができていたらと悔いが残ります。そして本当のことを知りながら、政府にたてつくことを嫌う御用学者たちには怒りを覚えるのです。
もしも泊原発で福島と同様の事故が起きた場合、道内すべての地域が汚染されるのは明らかです。日本列島の上空には常に西風が吹いていますが、泊は北海道の西端に位置しています。ですから汚染物質は西風が吹けば道東へ、夏には南風で道北に拡散し、しまいには全域に達します。そうなると農業、漁業、観光業など、道内の主要な産業は壊滅してしまうでしょう。
泊原発を廃炉にすべきだと考える理由は、沖合いの海底にある活断層による地震や、巨大津波の危険にさらされているところにあります。まず地震についてですが、地球の表面はプレートと呼ばれる岩盤から成っており、巨大地震はプレートとプレートの境界で起きます。そして世界のほとんどの地域では2つのところが、日本列島は4つものプレートがぶつかりあっていて、より不安定な状態です。 さらに泊原発のある日本海側のプレートは20年前までその存在が知られず、太平洋側に比べて動きの予測がつきにくく、防災面でのリスクが大きいのです。 泊原発の位置する積丹半島の西方には多くの活断層があり、近接しているために連動する可能性が大きく、深い海底に存在することも問題です。大地震が起き、海底が持ち上がると、上の海水が持ち上がるために、巨大な津波になるからです。しかも泊は積丹半島と岩内に囲まれた一番奥にあるため、三陸のリアス式海岸ほどではないけれども、だんだん狭くなっていて、津波が一番高くなる場所です。 北電は地形学の解釈の相違から、泊原発から30㎞圏内には活断層は一つもないとしていますが、音波検査データなどから沖合い15㎞圏内に、直下型地震を起こす可能性のある活断層も推定されています。このような立地では、大地震によって原子炉本体は耐えられても、配管は簡単に破壊されてしまいます。 これらの観点から、私は泊原発を一刻も早く廃炉にすべきだと思います。事故が起きてからでは取り返しがつかない。署名運動に協力するなど、子どもたち、北海道の未来のために、今、大人の私たちに出来ることをしてほしいと思います。(取材/谷山) ![]()
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